2009年05月30日
テニスを科学で上手くなろ~ぅ パート⑪
皆様、こんにちわ!
フレックス横浜の癒やし処を担当しております、柔道整復師の馬上です。
トレーニングって、なぜするの? ・・・
⇒カガウマパート⑧ (テニスとトレーニング編その1)
トレーニングの種類は? ・・・
⇒カガウマパート⑨ (テニスとトレーニング編その2)
フィジカルトレーニングの行い方は? ・・・
⇒カガウマパート⑩ (テニスとトレーニング編その3)
さて、
今日はちょっと難しいのですが、
長期的トレーニング方法の “ピリオダイゼーション” について説明したいと思います。
ピリオダイゼーションとは、
1960年代に新たに提唱されたトレーニング方法で、一定の期間を大きく4つに“期分け”してメニューを変化させ、目標(試合)に向かって心身を最高の状態にもっていく(ピーキ ング)
トレーニングのことを言います。
なぜ期分けしてメニューを変えるのか、というと、
トレーニングは、同じ運動量・運動強度を継続しているとある一定の期間が過ぎてからはその効果が見られなくなります。
そのため、期間を設けて運動量と運動強度を目的を持って変化させることによって、トレーニングの効果を最大限に発揮させることができるんです。
なかなか専門的な知識がないと難しいかも知れませんが、
一般のわれわれでも、意味を理解して、できる範囲でピリオダイゼーションを行うことによって、試合に対するピーキングをすることができるんです。
これができれば、試合で『あ~、今日は身体の調子が悪かったな~』 ということが少なくなりますよ。確実に!
特にアマチュアの試合は、プロのように連日試合があったりする訳ではないので、ピーキングはわりと楽に行うことができると思います。
さて、
ピリオダイゼーションは、以下の4つの期に分けられます。
①準備期前半(4週~8週間)
②準備期後半(2週~4週間)
③試合期(1週~2週間)
④休息期(1週~4週間)
つまり、試合の日程の7週~14週間前から準備を始め、
試合が終わって1~4週間開けて次の試合の準備期に入る。
このペースがピーキングをするにあたっては良いようです。
具体的には、
①準備期前半(4~8週間)
運動量;MAX!!
運動強度;弱⇒中
基礎体力の向上(筋力、持久力、瞬発力等)と基本技術の習得を主な目的とし、
RUNなどの持久系のトレーニングから、徐々にダッシュやインターバルトレーニング等の俊発系トレーニングを増やしていく。
また、技術練習も玉だしを打つ練習やドロップショットなどの単発的な練習を多く行う。
②準備期後半(2~4週間)
運動量;中
運動強度;強!!
向上させた基礎体力を更にスピードとパワーを付加させてテニスに特化させることを目的とし、
だんだんと練習による運動強度を増やしていき、反して体力強化のトレーニングを減らしていく。
テニスの練習としては、ドリル系の全身を使ったショット練習や展開のパターン練習を増やす。また、試合における偶発的な展開の対処の向上に努める。
③試合期(1~2週間)
運動量;弱
運動強度;中⇒弱
準備期に高めた体力を維持し、試合に向けて疲労を取り払いパフォーマンスを高めることを目的とし、
技術・戦術練習を中心として、チャンスボールや得意なポイントパターンの練習を行う。
試合直前に向けて、質・量ともに減らしていき、心身をベストコンディションに持っていくように努める。
④休息期(1~4週間)
運動量;適度に
運動強度;適度に
試合期の肉体的・精神的疲労を積極的に回復させるとともに次の準備期に向けての体力の維持を目的とし、
この期間で体力的・技術的欠点を反省して修正していく。
また、コートを離れて違うスポーツを行うなどして、新たな挑戦に挑んでいく準備を行う。
と、
このような形で① ⇒ ④ また① ⇒ ④と
長期的にサイクルしてトレーニングを行います。
この様にサイクルさせることによってピークを作りだす事が出来るんですね~。
同じトレーニングを続けていてもピークは作り出せないんです。
・・・
そんなに長期間のトレーニングなんて、
ムリ!!
そんなあなた。
おっしゃるとーりです・・
ですので学生や積極的に試合に出ている選手の方々向けですね。
『カガウマ』らしからぬ、シュールな題材ですが、
科学的に正しいトレーニング方法です。
ですので、正しく行えば必ず効果が出る!!
そんなトレーニングの紹介でした
あっ!!
あと、ピリオダイゼーションを行う際は、
“栄養”“休養”“運動” のバランスを取る
ことはマストですよ!
どれか1つでも欠けると絶対によい結果は得られませんので注意して下さいね
フレックス横浜の癒やし処を担当しております、柔道整復師の馬上です。
さて、皆さ~ん
今日も(コーチのように) テニス上手くなりたいですか~っ
『 カガウマ (テニスを科学で上手くなろ~ぅ の略) 』 がそのお手伝いしますよ!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
テニスを科学で上手くなろ~ぅ パート⑪
~テニスとトレーニング編! その4~
トレーニングって、なぜするの? ・・・
⇒カガウマパート⑧ (テニスとトレーニング編その1)
トレーニングの種類は? ・・・
⇒カガウマパート⑨ (テニスとトレーニング編その2)
フィジカルトレーニングの行い方は? ・・・
⇒カガウマパート⑩ (テニスとトレーニング編その3)
さて、
今日はちょっと難しいのですが、
長期的トレーニング方法の “ピリオダイゼーション” について説明したいと思います。
ピリオダイゼーションとは、
1960年代に新たに提唱されたトレーニング方法で、一定の期間を大きく4つに“期分け”してメニューを変化させ、目標(試合)に向かって心身を最高の状態にもっていく(ピーキ ング)
トレーニングのことを言います。
なぜ期分けしてメニューを変えるのか、というと、
トレーニングは、同じ運動量・運動強度を継続しているとある一定の期間が過ぎてからはその効果が見られなくなります。
そのため、期間を設けて運動量と運動強度を目的を持って変化させることによって、トレーニングの効果を最大限に発揮させることができるんです。
なかなか専門的な知識がないと難しいかも知れませんが、
一般のわれわれでも、意味を理解して、できる範囲でピリオダイゼーションを行うことによって、試合に対するピーキングをすることができるんです。
これができれば、試合で『あ~、今日は身体の調子が悪かったな~』 ということが少なくなりますよ。確実に!
特にアマチュアの試合は、プロのように連日試合があったりする訳ではないので、ピーキングはわりと楽に行うことができると思います。
さて、
ピリオダイゼーションは、以下の4つの期に分けられます。
①準備期前半(4週~8週間)
②準備期後半(2週~4週間)
③試合期(1週~2週間)
④休息期(1週~4週間)
つまり、試合の日程の7週~14週間前から準備を始め、
試合が終わって1~4週間開けて次の試合の準備期に入る。
このペースがピーキングをするにあたっては良いようです。
具体的には、
①準備期前半(4~8週間)
運動量;MAX!!
運動強度;弱⇒中
基礎体力の向上(筋力、持久力、瞬発力等)と基本技術の習得を主な目的とし、
RUNなどの持久系のトレーニングから、徐々にダッシュやインターバルトレーニング等の俊発系トレーニングを増やしていく。
また、技術練習も玉だしを打つ練習やドロップショットなどの単発的な練習を多く行う。
②準備期後半(2~4週間)
運動量;中
運動強度;強!!
向上させた基礎体力を更にスピードとパワーを付加させてテニスに特化させることを目的とし、
だんだんと練習による運動強度を増やしていき、反して体力強化のトレーニングを減らしていく。
テニスの練習としては、ドリル系の全身を使ったショット練習や展開のパターン練習を増やす。また、試合における偶発的な展開の対処の向上に努める。
③試合期(1~2週間)
運動量;弱
運動強度;中⇒弱
準備期に高めた体力を維持し、試合に向けて疲労を取り払いパフォーマンスを高めることを目的とし、
技術・戦術練習を中心として、チャンスボールや得意なポイントパターンの練習を行う。
試合直前に向けて、質・量ともに減らしていき、心身をベストコンディションに持っていくように努める。
④休息期(1~4週間)
運動量;適度に
運動強度;適度に
試合期の肉体的・精神的疲労を積極的に回復させるとともに次の準備期に向けての体力の維持を目的とし、
この期間で体力的・技術的欠点を反省して修正していく。
また、コートを離れて違うスポーツを行うなどして、新たな挑戦に挑んでいく準備を行う。
と、
このような形で① ⇒ ④ また① ⇒ ④と
長期的にサイクルしてトレーニングを行います。
この様にサイクルさせることによってピークを作りだす事が出来るんですね~。
同じトレーニングを続けていてもピークは作り出せないんです。
・・・
そんなに長期間のトレーニングなんて、
ムリ!!
そんなあなた。
おっしゃるとーりです・・
ですので学生や積極的に試合に出ている選手の方々向けですね。
『カガウマ』らしからぬ、シュールな題材ですが、
科学的に正しいトレーニング方法です。
ですので、正しく行えば必ず効果が出る!!
そんなトレーニングの紹介でした
あっ!!
あと、ピリオダイゼーションを行う際は、
“栄養”“休養”“運動” のバランスを取る
ことはマストですよ!
どれか1つでも欠けると絶対によい結果は得られませんので注意して下さいね
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